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これぞフルMVNO!「IoT」「eSIM」が話題のIIJmio meeting 22 東京会場のレポート

IIJ本社(東京・飯田橋グラン・ブルーム)にて2月2日に開催されたIIJmio meeting 22に参加してきました。今回のセッションでは、「IoT」、「eSIM」といった最新技術についての話題でした。

IIJの堂前さん

今回の目玉といえば、IoTに関するセッションです。IIJが積極的に取り組んでいる “フルMVNO” 事業をどのようにイニシアティブを取って社会に広げていくのかが、今回のセッションから気になるポイントです。

セッションでは、実際に、IIJ所属のエンジニアの堂前さんは、簡単なIoT器具を用いて電子工作し「在庫管理システム」を作られました。在庫管理システムでは、箱の中に入っているチョコレート(商品)の重さから、1個1個在庫管理を行い、個数の変動があると、その個数をインターネットを通じてSlackで投稿する仕様でした。

これは「重さ」によって個数を確認するため、必ずしも正しい数値が出るとはいえません。しかし、実際にこのような身近な電子工作でも、IoTを使えばもっと “便利になる” んだと実証ができるのがポイントです。

さらに堂前さんは実際のデモで、obnizを使って制御プログラムを書いて動かすデモも実演。

これらから、IIJのセッションでは「コンセプトの実証」(Proof of Concept)、つまりPoCを得ることができました。

すでにIIJでは静岡県での水田でIoTに関する実証実験を行っていますが、広大な水田にそれぞれ通信機器を置き、前述のチョコレート在庫管理システムなどもマイクロチップコンピュータを採用しています。

しかし、IoT末端機器と結びつくホストサーバーとの通信方法は、スマホ向けのLTEやWi-Fiとは異なる通信技術が必要です。というのも、現行のスマートフォンと同じ通信方式を採用すると、IoTの末端機器において充電池で持続時間が1日と短くなってしまいますが、例えば、IoT向け通信(LPWA)などを使うことで、低速(数十Kbps)ながらも乾電池で数ヶ月動作する環境構築が可能です。

IIJの方は、多くの業種の方といろいろとIoTでお話をされているとのことですが、今後、ITに限らない柔軟な発想がIoTを進めていくのに重要になるかもしれません。

IIJの小路さんからは、「eSIM」についてのセッションが行われました。

eSIM対応のiPhoneに、実際にフルMVNOのIIJmioのeSIMを設定する様子が公開されました。

※eSIM対応のiPhoneではSIMロック解除がなされていないと設定できません。

残念ながら、この動画は公開されていませんが、発行されるQRコードを利用したい端末で読み取ることで、ITなどに詳しくない方でも簡単に設定することができました。

セッションでは、Apple SIM、Glocal Me、AIRSIMなど独自規格が乱立する中で、eSIMは、GSMAが認定した企業でなければ発行することができないとありましたが、これは業界として良いこと。

実際にデモを見た限りだと、eSIMのエコシステムは非常に便利です。SIMカードと同じく、eSIMの規格などの統一を多くのメーカー、携帯電話キャリアで推し進めると、世の中が変わるのではないのでしょうか。

端末展示などを見てきました

IIJmioの「端末補償オプション」でユーザーから返送された端末

この展示には衝撃を受けました。絶対に自分のスマホはこうならないでほしいと切実に思ってしまいますね。

IIJmioでは「端末補償オプション」として、IIJmioで販売されている端末の水濡れ、画面割れ、変形などスマホにおきたショッキングなアクシデントに対して、交換対応を翌日配達で行っています。北海道など遠方の方には航空便を使うとのこと。

プライベートLTE基地局

IIJmio meeting会場に展示されていたプライベートLTE(SXGP)基地局。バンド39で電波を発信していました。

スマホからも実際にバンド39を掴んでいる模様も確認できます。筆者のファーウェイのP20でもプライベートLTEの電波が飛んでいることを確認できました。

展示の近くにいたIIJの方いわく、「6桁の価格」がするとのこと。実用性と価格を天秤にかける必要がありますが、コミケなどの高密度な混雑をするエリアでは効果があるのでは。個人的にも、ライブで満員のさいたまスーパーアリーナ、メットライフドームでは設置をお願いしたいところです。

最後に!

IIJmioで取り扱われている端末

あっという間にセッションの時間が進んでいきました。堂前さんの話は面白く、非常に興味深く、もっと質問攻めにすればよかったかなと思いましたが、遠慮しておきました(笑)。

IIJは、やはりモバイルの面でもイニシアチブを目指しているのではないかなと当たり前のことを書いてこの記事を終わりにします。

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