P30など、低価格で高性能なスマートフォンを発売し定評があるファーウェイは、SDカードの業界団体から追放されたことが今回、明らかになりました。これにより、新規にmicroSDカードを利用できるスマートフォン、タブレット端末の製造が不可能になるということです。
数週間前、SDカードに関する規格を定めたり、普及に努めている業界団体・SD Associationのメンバー企業について書かれたWebページには、「Huawei」の記載がありました。しかしながら、現在、「Huawei」という記載がありません。
SDカードに対応した機器(携帯電話・カメラ・タブレット、モバイルノートPCなど)や周辺機器(アダプタなど)を企画または製造する場合には、SD Associationとの間に、SDAMA(SDアソシエーション・メンバーシップ契約)を締結する必要があるとしています。
今回、SD Associationのサイトから「Huawei」という文字が消えたことから、それにより、ファーウェイはスマートフォン、タブレット、モバイルノートPCなどで、SDカードに対応した端末を製造することができなくなったということです。
現在、ファーウェイではSDカードに変わる独自規格のメモリカード「NMカード」に対応するP30 Proなどの端末も販売されていますが、今後のファーウェイ端末におけるメモリカード事情は筆者も今後気になるところです。