Apple、第2世代にあたる「iPhone SE」を2020年4月24日に発売!原点回帰といったモデルの仕上がりに

Appleは、大人気スマートフォン「iPhone」シリーズの新モデルとして、第2世代にあたる「iPhone SE」を発表しました。2020年4月17日より予約を受け付け、24日に発売されます。

廉価版iPhoneとして、最新モデルの「iPhone 11」などとは異なり、4.7インチのRetinaディスプレイやTouch IDといった従来の「iPhone 8」を意識した仕上がりとなっています。

価格とiPhone SEの容量は以下の通り。

  • 64GB:44,800円
  • 128GB:49,800円
  • 256GB:60,800円

なお、2年間のApple Care+は8,800円、AppleCare+の盗難・紛失プランは10,800円です。

12MPのシングルカメラを搭載

iPhone SEでは、f/1.8、1200万画素(MP)の広角カメラを備えます。機能的には、最大5倍のデジタルズーム撮影が可能のほか、光学式手ブレ補正もサポートしています。また、6枚構成のレンズで、最大6300万画素のパノラマ撮影もできるのもポイントです。

最新iPhoneと同様に、ポートレートモード、6種類のポートレートライティングのエフェクト、深度コントロール、スマートHDRも使えます。これはチップセットの処理能力が向上しているためです。

また、最大60fpsの4K動画を撮影できるのも魅力的です。動画の録画では、最大3倍のデジタル撮影ができる上、iPhoneのスペック向上により、4K動画撮影中には800万画素の写真も撮れます。

ただし、iPhone 11で使えた「ナイトモード」は非対応。シングルカメラのため、複数のカメラを使うことで可能な超広角撮影なども利用できません。

フロントカメラは、7MPカメラです。フロントカメラでもポートレートモードに対応します。

4.7インチのディスプレイ

iPhone SEのディスプレイは、1334×750ピクセルの4.7インチRetinaディスプレイを搭載。326ppiで、コントラスト比は1400:1です。

機能的には、HDR規格のDolby Vision、HDR10の再生に対応する上、iPhone 11と同じ触覚タッチをサポート。

寸法などのディテールもiPhone 8と同じなため、すでに市場で流通しているケースなどのアクセサリーも使い回すことも可能となっています。

ホームボタンも引き続き搭載

iPhone 8や従来のiPhone SEと同様に、ホームボタンも引き続き搭載します。Touch IDによる生体認証も利用できます。

チップセットについて

iPhone SEにおけるチップセットはiPhone 11に搭載されていたものと同じ、「A13 Bionic」です。また、8コアの「Neural Engine」も内蔵します。「A13 Bionic」では、機械学習を駆使したアプリも滑らかに動くとのこと。

Appleによると、初代のiPhone SEとの比較による処理能力として、CPUが2.4倍、GPUが4倍高速化しているとしています。

主な仕様について

iPhone SEの本体のサイズは138.4×67.3×7.3mm、重さは148g。ボディカラーはブラック、ホワイト、(PRODUCT)REDの3種類から選べます。背面は航空宇宙産業で利用されるものと同じグレードのアルミニウムで、ディスプレイ周辺は黒で統一したガラスといった仕上がり。背面は、7層のカラープロセスで製作されたものです。

防水防塵(IP67)にも対応し、水深1mで最大30分も耐えられる性能となっています。

また最新iPhoneでは欠かせないQi方式のワイヤレス充電や、FeliCaを含むApple PayもiPhone SEでは利用できます。

通信は、詳細な速度は現時点で不明ですが「ギガビット級のLTE」が使えます。5Gには非対応。最新のWi-Fi通信規格「Wi-Fi 6」もサポート。物理SIMとeSIMのデュアルSIMで利用でき、海外渡航が多いユーザーには魅力的でしょう。

充電などの外部接続端子として引き続き、Lightningコネクターを採用します。

AppleのWebサイトでは、NTTドコモ・au・ソフトバンクの名前が記載されており、3キャリアで販売されるものとみられます。

[Apple]

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